
うどん屋やそば屋の店先に「名代天ぷらそば」「名代にしんそば」などの張り紙をよく見かける。
店内のお品書きにも「名代」の冠がついたメニューを見ることがある。
考えてみれば、「名代」の意味も読み方も気にせず生きてきた。
一生気にしなくても、何も影響のない事柄ではあるけれど、一応調べてみた。
名代の正しい読み方は「なだい」「なしろ」「みょうだい」の三つ。
ただ名代は「なだい」「なしろ」「みょうだい」のどれで読むかによって意味が大きく異なる。
名代を「なしろ」と読むと「大化前代の皇室の私有民のこと」の意味。
名代を「みょうだい」と読むと「ある人の代理をつとめること」の意味。
な‐しろ【名代】
大化の改新以前の皇族の私有部民(べみん)。
みょう‐だい【名代】
ある人の代わりを務めること。また、その人。代理。「父の名代として出席する」
な‐だい【名代】
1 名前を知られていること。評判の高いこと。また、そのさま。
2 名目として掲げる名前。名義。名目(めいもく)。
3 江戸時代、歌舞伎・操り芝居などの興行で、奉行所から許可を得た興行権の名義人。
上記のことから私がに思っている「名代」は、「なだい」との読み、店の名物メニューであり、今風に言えばイチ押しメニューということになる。
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