全国的には「でっち羊かん」とは、水羊かんのことを指す。しかし京都とその周辺地域の「でっち羊かん」は竹の皮でくるんだ「蒸し羊かん」のことを言う。
半世紀前であれば京都の多くの和菓子屋が「でっち羊かん」を店に並べていた。しかし昭和の高度成長期、多くの竹林が宅地化され、これによる竹の皮の高騰で多くの店が「でっち羊かん」の製造をやめた。
一部の和菓子屋が栗を入れたでっち羊かんを高級和菓子として販売しているが、それはなんと悲しい。本来「でっち羊かん」は安価で手軽に購入しやすい庶民のお菓子であったはず。
なかにはアルミの袋やビニールで包まれた「でっち羊かん」まで販売している。これら時代の流れなんて断じて認めない。私に言わせればニセモノ以外なにものでもない。「でっち羊かん」にとっては竹の皮でくるまれ蒸されていることが絶対条件なのだ。
私の『でっち羊かん愛』は、語りだしたら止まらない。。。
ブログランキング参加中
ご参考になりましたら下のボタンをワンクリックお願いします。
にほんブログ村